ともすれば私たちは、数字やデータに表せるものだけを信じ、それ以外の数値化できないものをないがしろにしてしまっていることが、あるかもしれません。客観性を求められるものについては、数値やデータが肝要になります。しかし、私たちが生きる≠ニいう主観的視点に立つとき、はたして数字やデータが尊ぶべき対象になりうるでしょうか。
 「どれだけ生きたか」とは、数値化できるものです。対して、「どう生きたか」とは、表面には現れてこない、人それぞれの内面をいうのだと思います。命の長さを問うのではなく、命の幅と言うか、深さと言うべきか、はたまた命の広がりを大切に日々生きてゆきたいものです。
 今年のカレンダーもあと2枚となりました。残りわずかではありますが、一日一日をおろそかにせず、一瞬一瞬の今を大切に暮れてゆきたく存じます。
(2015年11月)
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