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一昨年、当寺の境内にあるいちょうの木を剪定しました。その直後は葉の茂りが、さびしかったのですが、今は豊かに葉を茂らせています。このいちょうの姿と相田みつをさんのこの詩が、なにか共鳴するかのように感じます。
私たちが生きる上で、さまざまな苦難や悲哀に直面します。しかし、時が経ち、人々との出会いの中で、ひたむきに生きていくうちに、その苦しみや悲しみは形を変え、まさに“肥料”となっていくのではないでしょうか。また、信仰がその苦しみや悲しみの見方を変えてくれることが多々あります。相田みつをさんご自身も参禅をよくされた方です。他を批判したり、他者に強いる信仰ではなく、自らを見つめ、自らを省みる信仰・信心を静かに養いたいものです。 |
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(2017年7月) |
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