私たちは、自分自身の死を経験することはありません。他者の死によって、“死”という出来事を認識します。この他者の死ですが、会ったことのない人の死と身近な人の死では、その感じ方がまったく異なります。一緒に同じ時間と空間を共にした人の死は、その関係が親密であればあるほど、骨身にしみます。しかし、その体験は、私たちに大切なことを教えてくれます。私の命という限りある時間を、どのように生きてゆくのか・・・自問自答しつつ、お念仏の日暮らしを送りたく思います。
(2023年2月)
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