今年も桜の便りを聞く頃となりました。桜の花は、見る者の目を楽しませてくれます。しかし、桜自身は人に見てもらうために咲いているのではないでしょう。人里離れた山深くに、誰も見ることはないけれども、命いっぱいに咲いている桜もあるでしょう。着飾ったり、人の目を気にしたりすることなく、自身の精一杯の命を咲かせているからこそ、桜の花に私たちは心打たれるのです。私たち人間が生きる上で、人の目を気にせずに行動することは、なかなか難しいでしょう。そうではありますが、桜の花のように“おのがまことを”生きられたらどんなに清々しいことでしょう。その“まこと”が具わるよう、お念仏に精進したく思うこの季節です。
(2023年4月)
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