たった一滴の水が、広大な多くの山々を潤すというのです。容易には想像しがたい事柄ではありますが、このような些細なことと思われる事が、実は多くの物事に影響するという視座は、肝に銘じておきたい金言ではないでしょうか。“私には関係ない”と思っていたことが、すでに“私”に影響を与え、知らず知らずのうちに作用していることに“私”は気づいていないのです。“たった”一滴から、“されど”一滴に、さらには、一滴あれば“こそ”へと、心境が至ったとき、仏法の醍醐味が味わえるのです。
(2023年7月)
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